川中経営の社員コラムのコーナー社員コラム › > 2004年(東海バネ編)

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熱した太い鉄棒を自動巻き取り機で巻き取り、大きなバネを作成しているところ

 東海バネ工業株式会社様へ視察に行く機会に恵まれました。今回はこの話を。(東海バネ工業株式会社は、最近TV等の諸メディアでも取り上げられているのでご覧になった方も多いでしょう。関西IT百撰2003年度最優秀賞も受賞されておられます。詳しくは社名で「検索」下さい。)

 【川中重司】


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焼き入れのため、電気炉からバネを取り出しているところ

 平均受注ロットは数個。毎月平均数千の製品を製造。発電所用など、特殊で決して壊れてはいけないものを多く扱い、「3年前に5個もらったバネを3個欲しい」、と言うような受注もある。大きいものから、微細なものまでこなし、機械による大量生産品は得意としていない。いわゆる多品種微量生産の現場でITがどの様に活用され、売上拡大を生み出していったのでしょう?

 受注製品毎に識別番号を振り単品管理。材料入庫の際に個別に材料を登録し、生産には何番の材料を使い、残りの材料は破棄・保存の指示まで表示される。完成までの各工程毎に、作業予定日と実施日を入力し、それが全社から画面で確認できる。製品とカルテがセットで各工程を移動し、各工程の担当者がカルテに押印。社内ホウレンソウはサイボウズとEXCELの両方を活用。敢えてサイボウズに統一することなく、目的を第一に運用している。
 人事面では、社外でも通用する人間になろうと、教育・資格取得を推奨し、奨励金制度が有る。社員の取得した資格の一覧表まで有りました。社員の定着率も良いそうです。

 【川中重司】


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製造したバネの特性を点検しているところ

 この会社は特殊なバネを得意としているようですが、その為には技術の伝承が必要です。匠の技が職人の退職とともに消えて行くのでは、会社が成立しません。教育体制がどうなっているのか質問してみました。
 受注量が数個と少ないため、試作品を作っていては、原価的に合わない。様々な製品を一発で作る匠の技が必要。技術の伝承のため社内教育研修制度が設けられているが、それでは、職人のレベルまでは引き上げられない。「物を作る喜び」を如何に教えるかです。渡辺良機社長は、こう熱く語ってくれました。

 この会社は、まず、WEBマーケティングによる新規顧客開拓と受注拡大に成功したわけですが、HPそのものは以前からも有り、また現場でのIT化も古くから進んでいたようです。その起爆剤になったものは何か?・・・。貴方も視察してみませんか?

【川中重司】


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