川中経営の社員コラムのコーナー › <006>すみ子の電子申請 奮!闘!記!: 2005年8月アーカイブ


すみ子の 電子申請 奮!闘!記!!



始まりは・・・


 電子申請とは、電子政府が推進している、コンピュターやネットワークなどの情報通信技術(IT)を、行政のあらゆる分野に活用することにより、国民や企業の事務作業に係る負担軽減や利便性の向上、行政事務の簡素・合理化を図ることを目的にしたものです(^^ゞ。


 簡単に言えば、従来行政機関の窓口へ出向いて行っていた各種申請・届出などの手続が、手持ちのパソコンからインターネットを利用して、電子的に24時間365日行うことが出来ると言うことです。


 そんな中、社会保険庁の電子申請が始まったのは、平成15年10月のことでした。


 私の中では、電子申請なんてパソコンの得意な人がするものだから、何がなんだか分らない私には関係ない、担当している社会保険関係の書類は、従来どおり紙で提出すれば良いんだわ、と受け取っていました。


 ところが、平成16年6月に、国税の電子申告・電子納税が開始され、わが社では税務の申告に、電子申告を積極的に取り入れ始めました。



 この頃になると、さすがに時代の流れを感じるようになり、また自分の中の負けず嫌いが「よし、挑戦してみよう」と思うようになったのでした。


                            (高井すみ子 2005年記)



すみ子の 電子申請 奮!闘!記!!



今でこそ・・・


 今でこそ当然のように社会保険や労働保険の電子申請を行っていますが、最初は全く???でした。


 「電子申請をする為には、何をどうすれば良いのだろう?」


 ちょうどソフトメーカーの説明会が金沢で有ったので参加しました。


 電子認証から電子証明書を取得して、電子申請が始まるようですが、分ったような、分らないような・・・
これは考えているよりも、今やるかやらないかのどちらかだと思い、 直ぐに来る電子申請の時代に対応して行きたいと思いました。


 まず始めるためには、電子申請の環境が必要でした。 電子申請用のソフトと電子証明書です。我が社はITにとても理解が有ったので、ソフトの購入や電子証明書など直ぐに対応して貰えました。(^_^)b


 電子証明書は、社会保険労務士と、その社会保険労務士に業務を依頼する企業側との2つが必要です。社会保険労務士の電子証明書はすでに取得済みだったので、残るは企業側の電子証明書です。


 いきなり顧問先の企業に、電子証明書を取ってくれと依頼する自信が無かった私は、まず、自分の勤務先である税理士法人川中経営で電子申請の実験、もとい、体験をしようと、税理士法人川中経営の電子証明書を取得してもらうこととしました。


 法人の電子証明書は、所轄の法務局に登録します。
 電子認証ソフトで、登録する電子証明書を作成し、フロッピーディスクに納め、申請書、印鑑カード、手数料(1年間で(!o!)オオ! 7,900円)を握りしめました。


 さぁ!準備が整ったので、法務局に行き電子認証の手続き開始です。
 局でも初めてのようで、認証の対応に二人かがりで時間もかかりました。やっとの事で電子認証が完了できたのですが、これで終わりませんでした(-.-)。


 電子申請には電子証明書が必要です。が、法人の場合、この電子証明書は法務局からもらうのではなく、電子申請により法務局から発行されたシリアル番号を、インターネットを通じて登録することにより、認証登記所より取得出来るのもの・・・???よく分からないまま会社に戻り、電子認証ソフトを立ち上げて・・・。


 「証明書は有効です」

 と、説明書と同じ画面が出てきたのでホットしました。無事、電子証明書が取得できたようです。


 いよいよ電子申請のスタートです。


                            (高井すみ子 2005年記)

 


 
 


 


すみ子の 電子申請 奮!闘!記!!



 スタートと言っても、これからまだまだ準備がいるんです。


 電子申請を行うには、厚生労働省から届出システムに関連するソフトのダウンロードをしなくてはいけません。まぁたぁ?、訳が分らなくなって来ましたが、取りあえず申請用アプリケーション一式を入手し、何とパソコンにセッティングしたのでした。


 電子申請の準備が整った頃、タイミング良く(運悪く?)我が社にTさんが入社しました。入社には社会保険の手続きがつきものです。そう、いよいよ材料がそろったわけです。時に平成16年11月22日、喜んで、ハリキッテ、そして不安ながらに社会保険の取得手続きを電子申請にて行いました。


 電子申請の後、厚生労働省からの、電子申請のデータが届いたというメールと、審査が開始されたというメールは直ぐに届いたものの、届くはずの結果通知のメールが来ません。おや???


 ワクワクドキドキしながら返事を待ちましたが、一週間経っても返事が来ません。さすがにしびれを切らした私は厚生労働省に確認をしました。その結果、所轄の社会保険事務所で止まっている事が分かりました。


 私からの問い合わせの電話を受けた社会保険事務所は、その時初めて電子申請が届いていることに気付いたようです。それから大急ぎで対応して頂き、無事に電子申請第一号の健康保険証が出来上がりました。
 
(ごめんねTさん、あなたの健康保険証が遅れたのは、実はこんな理由だったの。でもおかげで、我が社での、そして、きっと社会保険事務所でも第一号の電子申請だったと思うよ。)


 次に被扶養者申請の手続きをすることになりました。
別紙(電子申請、別紙を紙で出す、寂しさよ。字余り。)の提出もスムーズに行い、社会保険事務所には電話で内容も連絡したせいでしょうか、今度はなんと、その日の内に健康保険証が出来上がって来たのです。


 あの時は流石、電子申請!これは凄いメリットだと思いました。


 通常なら健康保険証が出来上がるのに一週間から十日はかかるのに、時間がここまで短縮出来るのかと感激しました。
よくお客様から、まだ健康保険証が出来ないのか?と問い合わせを頂きます。健康保険証が紙からプラスティックカードになってからというもの、健康保険証発行にかなりの日数がかかるようになったのですが、電子申請なら即日交付も出来るようなんです。


 電子申請をするためには、企業側で電子証明書を取得していただく必要があります。個人事業形態で1千円、法人では8千円程かかります。電子申請をするために費用は掛かるは何もメリットが無いは、ではいっこうに進みませんから、まずこれでお客様の理解を得たいと思いました。


                            (高井すみ子 2005年記)

 


 
 
 


すみ子の 電子申請 奮!闘!記!!



労働保険の電子申請


 さて、今まで電子申請は社会保険だけの対応でしたが、我が社は国の認可する労働保険事務組合「さわやかグループ」を併設しているので、そちらの方も電子証明書を取得して、労働保険の電子申請もやってみようと思いました。


 ちょうど労働保険の年度更新の時期だったので、今年は電子申請に挑戦しようと思い、平成17年5月9日、提出期限を目前に電子証明書を取得して電子申請に取り組みました。


 「さわやかグループ」の労働保険の申告書は6枚にもなるため、作成するのに結構な時間がかかりました。これでは、手書きも変わらないかなぁ?と思いましたが、いやいや、電子申請だからこその意味が有るんだと思い、パソコンに向かいました。

でも、電子申請のシステムが、一括有期事業の届出は5枚までの対応しかしていなかったため、結局電子申請は出来なかったのが残念でした。


 そんな中、ある事業所様から電子申請の理解を頂き、電子証明書を取得していただけたことはとても嬉しかったです。社会保険の手続きはもちろん、この年度更新も電子申請で挑むことにしました。
結果はもちろん、大成功でした。


 聞いたところ、今回の年度更新は、2つの事務組合と個別で1事業所が電子申請を行ったようです。私達も、いち早く対応できたことが嬉しく、また今後に繋がればと思いました。


 それから、労働保険料の納付処理ですが、本来なら電子納付をしたかったのですが、「さわやかグループ」の取引銀行ではペイジーという仕組みに対応できていなかったので、最後までオンラインで処理することが出来なかったことも残念でした。


 全てがオンライン対応の時代になるためには、多数の課題が有るんだろうなぁと実感しました。

                            (高井すみ子 2005年記)

 


 
 



すみ子の 電子申請 奮!闘!記!!



電子申請のモデル事業


 我が社が社会保険や労働保険の電子申請を色々試みて、軌道に乗り出していた頃、厚生労働省は電子申請の普及を促進する為に、モデル事業を企画し、モデル事業実施県を三県、選んでいました。
偶然にも我が福井県が選ばれ、これはとても良い機会だと、モデル事業に応募しました。


 このモデル事業は、「電子申請システムを用いて社会保険労務士が申請等を行う場合の事業主記載欄における電子署名を省略することによって電子政府の活用を促進するとともに受付業務の能率化を図る」ことを目的としていました。
(-_-;)(-_-;)(-_-;)(-_-;)(-_-;)


 つまり(^^ゞ、通常電子申請では、事業所と社会保険労務士の両方の電子署名を付すのですが、今回のモデル事業では、3ヶ月という期間限定で、事前届け出を行った事業所の電子申請については、社会保険労務士の電子署名だけで可能としたのでした。


 遠くのお客様や、電子申請に興味を持って下さる事業所に説明をし、5つの事業所に、このモデル事業に参加していただきました。
季節は7月、ちょうど算定基礎届や月額変更届、夏季の賞与届の時期でもあったので、出来ることは全て、電子申請を利用しました。


 聞いたところでは、電子申請を受信する社会保険事務所によっては対応が遅い所もあったようです。が、我らが(^^)武生社会保険事務所は、モデル事業が始まる前から何度も電子申請の話をしていたので、混乱も無くスムーズに処理をしていただき、とても助かりました。


 お客様にも、書類に一つ一つ印鑑を押さなくてもよい事や、電話やメールで内容確認ができしだい電子申請出来る便利さ・素早さを理解して頂きました。


 お客様の方から、電子申請しておいてね!と言われるようにもなりました。でもこれって、お客様からの信用が無かったら出来ないことなんだと実感しました。


 このモデル事業の期間は3ヶ月と決まっていたので、アッと言う間の短い期間で終わってしまった印象でした。
今まで「手書き」が当然だった書類が、パソコン上から「送信」出来てしまう便利さを覚えてしまったので、もとに戻る事が億劫にさえ思えました。


 そんな中、モデル事業所になって頂いた事業所の1社からから「これからも電子申請してくれる?」と電子証明書の取得をしてもらえる話しが出たので、とても嬉しかったです。


 電子申請に挑んでから、早くも1年が経ちました。 パソコンに詳しくも無く、質問できる所もなく手探りで進んで来たこの1年は、まさに「奮闘期」でした。


 今後も、私たちは、時代に乗り遅れないよう色々なことに取り組んでゆきます。


 次は御社からの「電子申請しておいてね!」の声を、聞かせてください。(^^)


                            (高井すみ子 2005年記)

 


 



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