著 者:新井 喜美夫
出版社:講談社 (2008/08)
価 格:1,680円
世の中どうもおかしいぞ、と感ずる人が増えだし、歴史考察が社会的の中で必要となって来ている様です。この紹介コーナーの第38回で御紹介した、白州次郎 が今NHKKを始めとしてブームにもなってきているようです。
今回御紹介したい本も、歴史考察に役立つと思われ一読をお薦め致します。面白ポイントを、一部書きました。
・歴史には、二つの側面が有る。史料に基づく事実とその時代を生きた人のみが知る 真実。史料はややもすると学者等によって歪曲されるものでもある。
・日本国の軍隊は現在と同じで縦割り組織で有った為、情報が止まり、かの東条英機でもミッドウエー会戦の敗北を知らず、以後の戦略の大間違いの原因となった。
・軍人の為に作られた社会保険庁・・・戦争に行った人や、公務員のデータを管理する 為に出来た組織である。よって一般国民のデータはいい加減であり現在の問題解決は所詮無理で、確実に残っているのは軍人と公務員のデータのみで有る。
・無謀な戦争を行い国民を不幸のどん底に落とし入れた時代と現在の日本と状況が酷似している。日本の指導者である政治家も官僚も国家国民をなおざりにして、私利私欲に走り、国民不在の自分達だけの為の統治機構を維持しようとしている。官僚は縦割り社会の中で利権をむさぼり、政治家はおのが利権の為の政争に明け暮れている。軍部が日本を牛耳っていた時代と余りにも相似している。
等等、読み出すと面白い本であり、見方の違いで新しい発見認識も可能かと。
(増永五郎兵衛)

